空き家サポート事例

空き家サポート事例

Vacant house support case

神戸市北区鈴蘭台東町 不動産売却

物件所在地
神戸市北区鈴蘭台東町5丁目(神戸電鉄 鈴蘭台駅 徒歩約10分)
カテゴリー
売買
サポート内容
■経緯
お亡くなりになったご主人が生前に収益物件として所有していた物件から賃借人が退去したため、今後どうしたらいいのか(再び貸すor売却)を相談したいとの事で、物件を相続した奥様(以下「相談者」)から「空き家どうする?」の事務局に連絡が入りました。

詳しく話をおききしたところ
1. 収益物件の管理は亡夫がすべて行っていたので、相談者は物件について何もわからない
2. 相談者の子どもからは当該物件は要らないと言われている
3. 一方で賃貸に出すことで年金の足しになる収入が続くのは心丈夫
4. 亡夫が遺してくれた財産なので思い入れがあり、簡単に手放したくない
などの想いを持たれていました。

■対応
上記1,2経緯より
・再び賃貸に出すことで物件のことがわからない相談者が維持管理の責任を負わなければならない
・一旦、賃貸に出してしまうと賃借人が退去するまで物件を売却することが困難になり、お子様が引き継がなければならない恐れが出てくる
等をご説明した上で、上記3,4のお気持ちの部分もあったため、ご家族とも時間を取ってしっかり話し合っていただくことをお勧めしました。

そして後日、売却の方向で進めたいというご連絡をいただきました。

ただ当該物件は
・物件状況が把握できていない
・随所に傾きがある(経年劣化が激しい)
・再建築不可
等、売却にはリスクが伴う条件が重なっていたため、現状をそのままで購入してもらうこと(契約不適合責任免責)を条件にしました。

■結果
売却開始当初からリフォームをして再販売をしたい事業者からの問い合わせが複数ありましたが、どの事業者もリフォーム費用が嵩むことから、かなり厳しい購入希望額が提示されました。

しかし、相談者の気持ちの部分の納得(亡夫が遺してくれた財産を処分することについての納得)を大切に考え、事業者のみならずエンドユーザー(一般の方)も含めた販売活動を行い、8ヵ月の時間を要したものの、無事に条件、売却金額共に希望どおりの形で売却することができました。
解決した「空き家どうする?サポーター」
企業名:株式会社ティー・エム・エス(空き家どうする?事務局)
担当者名:谷口 昌良

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