庭やベランダに設置している「物置」の撤去に悩んでいませんか?
「経年劣化で錆びつき扉が開きにくくなっている」
「災害で破損してしまった」
「不用品の放置場所になっている」
こういった様々な理由で撤去を考えているものの、どうやって処分していいか分からないまま今まで放置していた…という方も多いのではないでしょうか。本記事では、庭の物置を自分で撤去する方法を中心に紹介していきます。ぜひ参考にしてください!
1. 自分で解体撤去できる物置の種類
まずは物置の材質を確認してみましょう。
自分で解体撤去ができる物置の材質は、ズバリ「スチール製」です。スチール製物置のほとんどが、ボルトとナットで組み立てられており家庭用工具で解体が可能です。もし解体したい物置の材質がスチール製以外や、サイズの大きい物置の解体処分は業者にお願いした方が良いでしょう。
2. 用意する工具は?
物置の材質がスチール製だと確認できたら、次に解体するための準備をしましょう。
必要な工具は下記の通りです。
<必須>
- 軍手
- スパナ / レンチ
- ドライバー(電動ドライバーがおすすめです!)
- ボトルやナットを入れる箱(散らばってしまうと大変なので)
<場合によって必要なもの>
- バール
- グラインダー
- ハンマー
- 脚立
- 潤滑剤
3. ネジやナットがちゃんと回せるか確認
経年劣化でネジやナットが錆びついていて、取り外しが出来ないということはよくあります。この場合は、潤滑剤をスプレーしたり、ハンマーで軽く叩いてネジが回るよう様子を見ましょう。最終手段としては、グラインダーでカットしてしまうか、バールで無理やり破壊する・・というなかなか骨の折れる作業になってしまう可能性があります。中途半端に解体した状態でネジやナットの錆が原因で解体作業が中断となった場合、物置が転倒してしまうなどのリスクもあります。面倒ですが、一つ一つネジやナットがちゃんと回せるか事前確認しましょう。
4. 物置の解体手順
物置を解体する際には必ず守らなければならない順番があります。順番を間違えると物置は簡単に倒壊してしまいますので、手順をしっかり守って安全に作業を行ってください。
① 物置内の棚を取り外す
棚はほとんどの場合、上に持ち上げるだけですぐ取り外しが出来ます。ボルトで固定されている場合もあるので、適宜工具を使って取り外しましょう。
② 屋根部分を解体する
ここから本格的に解体作業が始まるのですが、必ず屋根部分から解体してください。壁の解体から始めてしまうと、前述したように物置はバランスを崩し簡単に倒壊してします。屋根部分は外側の側面や屋根の上側にボトルがついている場合が多いです。物置のサイズによっては脚立を利用しましょう。また、屋根部分の解体は脚立を利用したり重いパーツを降ろす作業が必要になりますので、可能であれば2人以上で取り組むようにしましょう。
③ 壁部分を解体する
次に壁部部分を解体していきます。壁はいくつかのパーツに分かれており、外す順番を間違えると倒れてきますので注意しましょう。外す順番は端から順番に決め、パーツ1枚ずつボトルやネジを回し解体していくとうまくいきます。
④ 床を解体する
最後に床を解体します。小さい物置の場合は床をそのまま運べることもありますが、中~大サイズの物置は波板のような物が重なっている場合もあります。これで物置の解体撤去作業は終了です。次に、解体した廃材や床下に敷いてあるコンクリートブロックの処分方法についてお伝えします。
5. 廃材の処分方法は?
スチール製物置の廃材は、ほとんどの自治体で回収してくれます。自治体によって分別種類や収集方法が異なりますので、分からない場合は問い合わせましょう。また、金鉄スクラップ・鉄屑の買取業者に持ち込めば買い取ってもらえる場合があります。軽トラックなど廃材が積み込める車両がある場合は、利用を検討してみましょう。ただし、コンクリートブロックはほとんどの自治体が収集不可となっているため注意してください。
6. 解体撤去できない場合は業者に頼みましょう
ここまで物置の解体撤去方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。物置の材質やサイズ、作業を手伝ってくれる人数などの問題で、自分たちでは処理できないということもあるかと思います。まずは自分自身または家族の無理がない範囲で物置解体撤去に取り組み、どうしても自分たちでは解体撤去出来ないという場合に、業者へ依頼するとよいでしょう。物置の解体撤去や、物置内の不用品などのお困りごと全般に、弊社ではオールインワンで対応できます。お見積りは無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
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