サポーターコラム
Supporter column
空き家を相続した場合には、まず、不動産鑑定業者に鑑定評価を依頼することをお勧めします。
なぜならば、不動産を相続する場合には、複数人で相続するケースが多く、共有の状態となる場合が多いと言えます。
一方で、不動産は、他の金融資産等とは異なり、簡単に分割をして相続人間で配分をし直すといったことが容易ではありません。
また、不動産は、一般的に、価値を把握することが簡単ではないにもかかわらず、その価値は通常高額であるため、相続人同士で揉めるケースが非常に多いと言えるでしょう。
さらに、売却価額等がはっきりしないなど、相続人間で揉めているために、空き家を放置してしまうと、経年劣化は当然のこと、空き家の管理等がおろそかになり、また、地震等の災害で倒壊する可能性もあることから、その価値は下がっていくことが想定されます。
したがって、空き家を相続した場合には、まず、客観的な価値を把握することによって、共有者に対して金銭補償を行うこともできるため、相続人間での揉め事を回避することが出来るととともに、相続税の節税対策となる可能性も十分にあります。
このように、空き家を放置することを回避するとともに、空き家の価値を最大限に引き出すためにも鑑定評価をご検討頂けたら幸いです。