サポーターコラム
Supporter column
解体工事のお見積りにおいて、もちろん屋根材の撤去処分費があるわけですが、
今回はそこについての落とし穴を紹介します。
カラーベストという屋根材があり、2004年以前に施工された建築物の建材にはアスベストが含まれていることがあります。
もちろんアスベストが入っていない屋根材より費用は高額になります。
いざ解体工事が始まり、カラーベストを撤去してみるとその下にもう一層のカラーベストが張り付けられていることがあります。
それは何故かと言いますと…
カバー工法と言われる、古いカラーベストを撤去せずにその上から新しいカラーベストを張る工法があります。アスベストの処分費が高いことや、カラーベストは軽いので上からもう一枚張っても耐震的には問題がないとされています。
もう一層を撤去するとなるとお見積りに含まれていないため追加工事となってしまい、費用はかさみます。
急に判明して準備ができない可能性もありますので、購入された物件や今住まれている物件にリフォーム歴や修繕、改修歴があるか知っておいた方がいいでしょう。