サポーターコラム
Supporter column
相続や、空き家問題に関する報道をよく見かけるようになってきました。社会問題として取り上げられ、行政も色々と動き始めております。
空き家等の適正管理条例という言葉、チラホラと耳にするようになったと感じます。相続を受けた実家や、住まなくなった住居に関して、管理が行き届いておらずに倒壊の恐れが出てきたり、植栽が荒れ果てて近隣に被害が及ぶ恐れがあるなど、近隣環境の悪化を招かない様に空き家の管理を所有者に義務付ける条例で、今では数多くの自治体が取り組みだしたようです。
条例という事で各自治体により内容は様々ですが、主だったところでは物件所有者に対して管理責任を明確にし、近隣環境に支障をきたす状態を行政が判断した場合は、所有者に対して指導や改善命令を行うようになります。その改善命令に従わなければ、罰則を受ける場合があります。
また、管理が出来ていなかったり、危険な状態などで緊急を要する場合は行政が改善を実施し、その要した費用を所有者に求めることが出来る、とされます。
今後ますます空き家が増える事が予想されますが、共通して言えることは、空き家の管理は早急に確実に行うようにするという事です。既述のように罰則を受けたり思わぬ費用を徴収されない様に、管理には注意するようにしましょう。