サポーターコラム
Supporter column
私たちは高齢者の住まい探しを専門とする事業者として日々、高齢者ご本人やご家族の相談に対応させて頂いております。今お住まいの自宅での生活が困難になられた高齢者の方が、老人ホーム等に入居を検討する際に直面するかもしれない「空き家・空き室問題」に備えるため、事前に知っておくと参考になる「高齢者施設探し」のノウハウやお役に立てる情報をこちらのコラムでご紹介させて頂きます。
老人ホームへ入居する際、ご自宅を売却して老人ホームの入居一時金に充てる方が多くおられます。今回は、その入居一時金についてご説明させて頂きます。入居一時金とは、入居金、前払金とも呼ばれる有料老人ホーム等への入居にかかる初期費用です。家賃の前払いに相当します。施設により入居一時金がかからないホームも多数存在しますが、施設によっては、数百万、数千万の施設もあります。前払金は一定期間の家賃を前払いするもので、5年~10年といった想定居住期間などをもとに計算した家賃を前払いします。そのため高額になるケースもありますが、一定期間の家賃の前払い金なので、住むほどに償却されていきいずれ無くなります。償却期間前に退去する場合も未償却分が返還されます。なお、入居金は事業者が倒産した際の利用者保護を目的に500万まで保全する制度が2018年から施行されています。万が一利用施設が倒産しても、未償却の一時金が最大500万まで保全され返還されます。