日常生活において、とりわけお住まいにおける万が一の事故。そんな時に助けになるのが住宅用火災保険です。

私もこれまで管理会社として入居者様の不測の事態時には幾度となく助けられました。

そんな火災保険ですが、先日このような出来事がありました。

実家でお母様ひとりで住んでいたのですが、高齢になる母を自分の家で同居する事にしたという息子さん。よくある話です。で、この度の相談は、そのおうちの火災保険の満期がきたので更改しようとしたところ、空き家では火災保険が継続できませんでしたとの事。

そうなのです。実はほとんどの火災保険は空き家になると加入できないのです。仮に、現状を説明せずに継続できたとしても、有事の際に保険申請で空き家であったと判断されると保険金が支払われない可能性があるのです。

宅内には荷物がそのまま残っているので何か保険には入っていたいという事でしたので、今回は事業用総合保険という空き家でも加入できる保険を紹介させて頂きました。

空き家なので火災などの危険性は無いだろう、その油断は通用しない事など、皆様は十分理解されていると思います。放火や不法侵入など、危険な事態はいくらでも存在します。

空き家の管理はさまざまな角度から検証し、然るべき先へ早急に相談するようにしましょう。