空き家の放置はだめですよ、というテーマは過去のコラムでも触れました。人が住まなくなった住居は劣化が進み、せっかく大切にしてきた資産を大きく損なう事にもなります。

「割れ窓理論」という有名な環境犯罪学の理論がありますが、割れた窓ガラスをそのまま放置していると他のガラスも割られてしまうというものです。

これがガラスを割られるだけに留まらず、ゴミの投げ捨てや不法侵入、恐ろしいのが放火被害など近隣の方々にも迷惑となる事態に発展する恐れがあります。

空き家を預かったのであれば、まずはじっくりと物件を見てみましょう。そしてしっかりと管理しましょう。換気や封水は少なくとも月に１回、郵便物などは決して溜めることの無いように。そして植栽は各季節ごとにチェックしたほうが良いでしょう。そして、近所の方々にはお知らせしておいた方がベターです。連絡先が不明な空き家ほど、トラブル化するケースが多いのです。保守の一助となるかも知れません。

ここにきてテレワークなどの影響か、田舎物件の人気が出てきたという統計もあります。地方の実家を相続したけど、どうにもこうにも。。。そんな感覚は見直して、空き家を売るにも貸すにもまずはきちんと物件を守りましょう。もしかすると思いがけない高値の査定が、なんて事態もおかしくない時代です。

どんな些細な内容でも構いません。まずはご相談を。