サポーターコラム
Supporter column
近年、空き家から出火する事件が増えています。
空き家の火災の原因として挙げられるのは、
と多々ありますが、この中で最も悪質なのが「何者かによる放火」です。
空き家は、どうしても管理が行き届かず人目につきにくいため、放火犯からの格好の餌食となります。
弊社でも火災後の家屋解体の見積もりをするのですが、よくお客様から
「火事で燃えてしまった建物の解体工事は、通常の建物の解体工事より手間がかからないだろうから、安くできるのではないか」と考える方もおられるかもしれません。
しかし実際には、火災後の解体工事は、被害の大きさにもよりますが、一般的な解体工事よりも費用が高額になることのほうが多いです。その理由は、解体工事で出る廃棄物の処分費用にあります。
一般的な木造住宅の解体工事では木材などの廃材を処分することになりますが、これらは再利用が可能です。ところが、火災で焼けてしまった木材は炭化してしまい、再利用することができず処分するしかありません。このため、廃材の処分費用が大幅に上がってしまいます。
また、火災の被害の程度によっては被害を受けなかった木材などもありますが、そうなると解体業者が「再利用可能な木材」と「炭化して再利用できない木材」に分別してそれぞれ対応する必要が生じます。ここに手間がかかることで、一般的な解体工事より費用が高くなります。
そうならないためにも、また、解体などの対処ができない場合は、空き家への放火を防ぐ対策として
上記のような対策を講じ、放火犯から空き家をお守りましょう。