サポーターコラム

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Supporter column
空き家の相続はよく揉める?

相続の手続が進まない典型例として、

・相続人間で話がまとまらない

・相続人の外野(配偶者等)が意見を言ってくる

・相続人が膨大となり、陣頭指揮を取る相続人が現れない

といった事例をよく見受けます。

特に、空き家の相続手続は、

売却可能な価値のある空き家にしても、売却の難しい価値のない空き家にしても、

このパターンにズバリ、ビンゴとなるケースが多いです。

結局は相続が「争族」となり、親族同士の憎しみ合いが残ってしまう。

こうなってしまっては、故人も浮かばれないですね。

 

特に、売却の難しい価値のない空き家が問題です。

売却可能であれば、調停等裁判所のお世話になり解決する労力も使えますが、

売却の難しい空き家で引受人がいない場合は、この労力も掛けづらいのが現状です。

 

一般的に売却が難しい物件でも、お隣ご近所、又はその親族にとって、

必要且つ価値のある物件となる可能性もございます。

また空き家バンクや行政による空き家有効活用制度等、地域の方々に喜んでもらえる空き家となる可能性も十分にございます。

 

価値ある不動産だけ相続するのではなく、

「【負動産】であっても引き受けて適正に処理をする」という相続人が一人でもいれば、

このような物件でも何らかの形で処分や有効活用ができます。

 

これを実現するためには、やはり所有者の生前の「意思表示」が重要です。

遺言、話し合い、または生前処理等で、問題のある空き家にしないための対策を

しっかりと取っておくことが最も重要ですね。

 

 

「空き家どうする?サポーター」のご紹介
大迫司法書士事務所
大迫 康二(おおさこ こうじ)
専門分野
登記相続成年後見
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