サポーターコラム
Supporter column
少し前のことになりますが、
東京都23区で空き家が増えていると報道されました。
2020年9月28日付朝日新聞DIGITAL版によると、
その数、なんと「81万戸」!
しかも、7割が23区内にあるとも報じられています。
都市部でも空き家問題は深刻さを増しているようです。
実際、2013年の時点での総務省調査によると、全国の空き家は820万戸あり、その数は年々増え続けています。
因みに兵庫県では35万6500戸(神戸新聞記事より)もあるようです。
このままいくと、2033年には
全国の空き家は「1955万戸」に膨れ上がると予想されています。
こうした背景もあり、
空き家を有効活用する施策が実施されていますので、
ここで一つの方法をお伝えいたします。参考にしてみてはいかがでしょうか。
▼「セーフティーネット住宅」として活用する
あまり聞きなれないかも知れませんが、
簡単に言うと「セーフティーネット(SN)住宅」とは、
・経済的に困窮している人
・大規模災害で被災した人
など、住む場所に困っている人に
安い賃料で提供する住宅のことです。
そうした人向けに公営住宅も整備されてきましたが、
競争が激しく、入居できない人も少なくありません。
そこで、空き家をSN住宅として活用しやすいよう
行政がリフォームの補助金を出したり、
家賃保証をするなどの法律改正が行われました。
こうした制度を活用することで、
住む場所に困っている人を助ける「社会貢献」をしながら、
賃貸経営ができるようになります。
このように空き家の活用にはまだまだ可能性がありますが、
どんな活用をするにしてもその有効性を高めるためには、
何よりもまず「知識」が必要です。
専門家が集まる「空き家どうする?」に一度お尋ね頂ければと思います。