サポーターコラム
Supporter column
最近では、インターネット等の普及によって、簡単に地価公示価格や路線価などの地価情報を閲覧することができるようになりました。
そのため、空家やご自宅をはじめ、形も普通で、標準的な土地の価格については、概ね容易に推測することができるようになったと思います。
但し、上記の地価公示価格や路線価は単価であり、住宅地域においては、多くの場合、標準的な規模を前提に価格設定がなされています。ここでいう標準的な規模としましては、市街地では100㎡~200㎡程度、郊外ではこれよりやや大きめといったイメージでしょうか。
一方で、一般的に、土地は規模が大きくなるほど、その単価は安くなる傾向にあります。なぜならば、規模が大きくなると、単価がそのままであれば、総額がかさむために買い手が限定されるからです。
かといって、その逆に、規模が小さくなるほど単価が高くなるわけではありません。なぜならば、規模が小さすぎると建築できる建物が限られるなど、この場合も買い手が限定されるからです。
したがいまして、例えば空家などを相続し、その敷地が、かなり大きな規模であったような場合には、単純に、公表されている単価に地積を乗じるだけでは、正確な総額が把握できない場合があることをご理解頂きたいと思います。